「どうしてこんなにモヤモヤするのか、自分でもよくわからない」 そんなふうに感じたことはありませんか?
理由がわからないまま不安になったり、イライラしたり。 何が嫌なのか、何を望んでいるのかも曖昧で、ただ心だけがざわついている。
実はこれ、「自分の感情がうまくつかめない」状態かもしれません。 感情に鈍感になってしまう背景には、心の働きが深く関係しています。
感情がつかめなくなるのは、心の防衛反応
人は強い不安や悲しみを感じたとき、それを無意識に避けようとする性質があります。 これは「防衛機制」と呼ばれ、心を守るための働きです。
特に、子どもの頃に感情を表現して否定された経験があると 「感じないようにする」クセが身につきやすくなります。
たとえば、泣いたときに「泣かないで」「我慢しなさい」と言われると 「感じることは悪いこと」「感情を出すと迷惑」と学習してしまうのです。
その結果、大人になっても感情が出そうになるとブレーキがかかり、 何を感じているのか、自分でもよくわからなくなってしまいます。
感情がわからないと、本音の選択ができなくなる
感情は、あなたの本音を教えてくれる重要なサインです。
・イライラするのは「本当はやりたくない」のかもしれない ・不安になるのは「行動したいのにできない」からかもしれない ・悲しさの裏に「本当はわかってほしい」気持ちがあるかもしれない
ところが感情がわからないと、自分が何を望んでいるのかも曖昧になり、 判断基準が「他人」や「正しさ」ばかりになってしまいます。
すると、「やりたいことがわからない」「選べない自分」に苦しみ、 人生が止まったような感覚になることもあります。
これは性格ではなく、感情を抑えるクセによって選ぶ力を失っているだけです。
モヤモヤを抜け出す3つのステップ
感情を取り戻すには、「感じる力」を少しずつ取り戻していくことが大切です。
感情とつながるためのステップ:
- 1日1回、自分に「今どんな気持ち?」と問いかける
- 言葉にならなくても大丈夫です。「ふわふわする」「もやっとする」など、 体感的な表現でも構いません。
- 出てきた気持ちを否定しない
- 「こんなことでイライラしちゃダメ」など判断せず、 「そう感じたんだね」と受け止めるだけでOKです。
- 頭ではなく、身体の感覚に意識を向ける
- 呼吸が浅くなっていないか、胸がぎゅっとしていないか、 身体の反応に注意を向けると、感情のヒントがつかめます。
具体例:
- 【会社での違和感】
- 上司に話しかけられたとき、なぜか身体が固まる。これは「不安」かもしれません。
- 【SNSを見た後のもやもや】
- 他人の発信にイライラ。自分の本音は「私も何かしたい」かもしれません。
感情を知ることは、自分の軸を取り戻すこと
感情がわからない状態は、あなたががんばって心を守ってきた結果です。
ただ、そのままでは、自分の人生を選ぶ力が育ちにくくなります。 感情にふれることは怖いかもしれませんが、感じることは「弱さ」ではなく「強さ」です。
少しずつ、モヤモヤに名前をつけられるようになれば、 「自分で選んでいい」「感じていい」と思えるようになります。
そしてその先に、「自分のままで生きていく」道が見えてくるはずです。
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