自己受容とは?

心のしくみ

自己否定や自己肯定感との違いと、はじめの一歩

「自己受容って、なんだかふわっとしていてよくわからない」
「自己肯定感と何が違うの?」

そんなふうに感じたことはありませんか?

最近では「自己肯定感」という言葉をよく耳にしますが、
“受け入れる”ことと“肯定する”ことは、実はちょっと違います。

この違いがわかると、
自分との向き合い方が、ぐっと楽になります。


自己受容とは、「今の自分をそのまま認めること」

自己受容とは、
うまくいかないときも、落ち込んでいるときも、
それでも「これが今のわたし」と受け入れる心の姿勢
です。

たとえば、
・誰かと比べて落ち込んだ
・失敗して自己嫌悪になった
・感情が揺れてどうしようもなくなった

そんな時でも、
「そう感じてるんだね」「今はこうなんだね」と受けとめてあげる。

それが“自己受容”です。


自己受容と自己肯定感はどう違う?

用語定義働き
自己受容今の自分を否定せずに「そのままでOK」と思えること心の土台になる
自己肯定感自分には価値があると感じられること行動や挑戦のエネルギーになる

📌 たとえばこんな違い

  • 自己受容
     →「今つらい。でも、それが今のわたし。そんな自分もいていい」
  • 自己肯定感
     →「私は大丈夫。たとえ失敗しても、またやり直せる」

順番とバランスが大事

自己肯定感は、“自分を信じる力”のようなもの。
でもそれは、自己受容という土台があってこそ育つものです。

今の自分を認められないまま、
無理にポジティブになろうとしても、心がついてこないから。


自己肯定感は「高ければいい」わけじゃない

実は、自己肯定感は高すぎても、低すぎても不自然になります。

たとえば、何かに失敗したとき。
一時的に「ダメだったな…」と感じて落ち込むのは、とても自然なことです。

でも、落ち込んだあとに、また少しずつ戻ってこれるしなやかさがあれば大丈夫。
それが、健康的な自己受容ができている証です。

自分の心が一時的に弱っても、
「また戻ってこられる」と信じられる感覚。
それは、自分の価値を信じていることでもあります。


自己受容はこうして育てる

「自己受容って、どうやってすればいいの?」
ここからは、やさしく取り組める3つのステップをご紹介します。


ステップ① まずは気づく

「今、自分を責めてるな」
「自己否定の声が出てるな」

そんなふうに気づくことが第一歩です。
気づけるようになると、心の反応に振り回されにくくなります。


ステップ② 判断しすぎない

「これは良い」「これはダメ」
とすぐに評価せずに、
「今はそう感じてるんだね」と受けとめてみる。

それだけで、心の緊張がすっとゆるみます。


ステップ③ 「それでもOK」と思える経験を重ねる

ネガティブでも、弱くても、うまくいかなくても、
「それでもOK」と言える小さな経験を積み重ねていくこと。

この繰り返しが、本当の意味で自分を信じられる土台になります。


自己受容は、変わるためのスタート地点

受け入れるって、「あきらめる」ことではありません。
むしろ、変化の出発点です。

否定している間は、心は動けません。
でも、今の自分に「よし」と言えたとき、
少しずつ、前に進めるようになります。


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💬 最後に…

自己受容は、「がんばること」ではなく「ほどくこと」です。
「できないわたし」でも、
「ダメだと思ったわたし」でも、
それを見つめて、認めてあげること。

それだけで、あなたの心は少しずつ整っていきます。

このテーマをまとめて読みたい方へ:シリーズ①ページを見る

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