「変わりたいのに変われない」と感じる時間が長く続くと、
それだけで自分を責めてしまうものです。
けれど、動けないからといって、意志が弱いわけではありません。
まずは、変われないのには“理由”があると知ることが、次の一歩につながります。
変われないのは「仕組み」が働いているから
私たちの心と体には、「現状を維持しようとする働き(=恒常性)」があります。
これは生命を守るための自然な反応です。
変化しようとすると、脳は「不安定なもの」と判断して、
無意識のうちにブレーキをかけてしまうことがあります。
この働きが強いと、たとえポジティブな変化であっても、
怖さや不安を感じて足が止まってしまうのです。
「変わりたいけど、今のままでもいいのかも」という揺れ
ある時は「変わらなきゃ」と思うのに、
ふとした瞬間、「このままでもいいのかも」と感じることもあります。
この感情の揺れは、自分を守るための葛藤からくるものです。
「変化したい気持ち」と「安心していたい気持ち」がぶつかっている状態です。
無理にどちらかを選ぼうとせず、まずは
「どちらの気持ちもある」ことを認めることが、変化の第一歩になります。
「行動できない=ダメ」ではない
行動を起こせないとき、人は自分を責めがちです。
「やる気がないのかも」「何もできない自分は価値がない」と感じてしまうこともあります。
しかし、行動できないのは「準備が整っていないだけ」かもしれません。
また、過去の経験から“失敗を避けようとする防衛反応”が働いている可能性もあります。
小さな一歩でも、自分のペースで前に進んでいる感覚が持てると、行動が少しずつ変わっていきます。
今日からできる3つのステップ
大きな変化を起こす必要はありません。
まずは「変わる準備」をするところから始めましょう。
以下のようなステップがおすすめです。
●ステップ1:変わらないことで失っているものに気づく
→「今のままだと何が苦しいか」「どんな未来が不安か」を書き出してみる
●ステップ2:小さな『できた』を言葉にしてみる
→朝起きた、仕事に行った、感情に気づけた…どんなことでもOKです
●ステップ3:“次の一歩”を誰かと共有してみる
→SNSに書いてもいいし、紙に書いて目につく場所に貼るのも効果的です
たとえば、こんな始め方もあります
●「X(旧Twitter)」で、いいねだけしていた投稿に初めてコメントをつけてみる
●noteの非公開記事に、今の気持ちを10行だけ書いてみる
●「このままでいいのかな」と思った時に、スマホのメモに一言残してみる
自分にとって“ちょっとだけ勇気がいること”を選ぶのがポイントです。
そして、それを「ちゃんとできた」と認めることが、変化を続けるエネルギーになります。
変わりたいのに変われない理由は、あなたを守ってきた証かもしれない
変わろうとする気持ちがあるのに動けないと、
周囲と比べて焦ったり、自己否定につながることもあります。
けれど、あなたが動けなかったのは、何かを必死に守ろうとしていたからかもしれません。
「ダメだから」ではなく「まだ傷つきたくなかったから」――そう考えてみると、少し見方が変わってきませんか?
一歩を踏み出したあなたへ
ここまで読み進めてくださったあなたは、すでに大きな一歩を踏み出しています。
行動できないことに悩むのは、「変わりたい」という願いがあるからです。
無理に変わらなくていい。でも、変わってもいい。
そう思えたとき、次の扉が開きます。
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